「人材」は企業活動の今後を左右する重要な位置付けであり、最大の経営資源であるとの認識に立ち、長期経営計画実現のために目指すべき人材像「自律創造人材」育成に向け、計画的・継続的に人材を育成しています。
自律創造人材の創出に向けた具体的な取り組みとして、自律創造人材に求める要素から紐解いたコアスキルと、当社グループの事業領域において必要となるテクニカルスキルを定義した上で、人材の保有スキルを可視化する、スキルマップの整備を進めています。この活動を通じ、社員が自律的にスキルを習得していくプロセスを支援し、個人の成長を促します。また、事業を牽引する最適な人材を配置することで、組織の成長も目指していきます。
DX教育については、デジタル活用による業務効率化を推進するため、デジタルツール(ノーコードツール、ビジネスインテリジェンスツール、データウェアハウス)のスキル教育を展開しています。いずれも社内研修プログラムを整備し、年間100名以上の受講生を輩出できる体制を構築しました。デジタルツールの適用事例が増え、業務効率化に活かされ始めています。今後、新規ツールの検討を含めた研修内容の拡充を図っていきます。
実際の業務を通して必要な技術や知識を職場で身につけるOJT(On the Job Training)を基本として、職場を離れて新たな技術・知識・スキルを身につけるOFF-JT(Off the Job Training)もおこなっています。OFF-JTでは、各階層・役割に応じて必要な知識・スキルを身につける階層別教育や、専門教育として、DX教育、品質教育、環境・安全衛生教育、ものづくり教育、グローバル教育、キャリア支援など幅広い教育プログラムがあります。
これらの教育プログラムは国内グループ全従業員を対象としており、2024年度は、延べ53,892名の従業員が受講しました。

当社グループでは、次世代の経営を担う人材を育成するため、グローバル選抜プログラム「HAGI」、国内選抜プロブラム「日特ビジネススクール」など、各種の次世代経営人材育成プログラムを実施しています。HAGIや日特ビジネススクールの卒業生は、現在、グループのコアポジションで活躍しています。また、各国・各地域でも独自の選抜型育成プログラムを通じて、経営に貢献する現地リーダーシップの育成を推進しています。グループ全体のコアポジションの人事は、毎月経営会議で議論を重ねています。これにより、組織全体の活性化を図り、持続的な成長と企業価値向上をグローバルで加速させています。
当社グループでは、グローバルビジネス拡大に伴い、次世代の経営人材を育成するため、2016年からグローバル次世代経営人材育成プログラム「HAGI」を開講しています。
国内外問わず、部長クラスの次期経営候補を選抜し、経営者としての " 軸 "を探究する本プログラムは、幕末の松下村塾発祥地「萩」にちなみ、会長の尾堂が塾長を務めています。全社視点を重視した相互学習の場として継続的に開催し、将来のNiterraグループを牽引する、志と使命感を持った人材を育成・輩出しています。
「HAGI」へのステップアッププログラムとして、国内の選抜人材を対象に「日特ビジネススクール」を開講しています。経営戦略等のビジネススキルや論理的思考力を、実践的なケーススタディを通じて習得することに加え、知識(技)に偏らないリーダー育成の推進を目指し、自己探究による自身の " 軸 " の言語化などを通じて、リーダーとしての精神(心)や健全さ(体)を磨き、「心技体」を兼ね備えた人材を育成します。
管理職を育成するため、管理職としての取り組み姿勢を振り返る機会や、自職場の状況を客観的に見る機会を設けています。
2018年度に役員から部長職クラスを対象として実施してきた360度サーベイを、2020年度から課長職クラスまで拡大し、継続しています。
サーベイを通じて「自己内省:自らの行動が周囲からどう捉えられているかを認識する」と「行動変容:自らの行動の強みと弱みを踏まえ、行動を変えていく」の機会を提供しています。また、結果の読み解き方の支援や、上司との対話の働きかけ、行動を変えるための研修等を通じ、サーベイが単なる現状把握で終わらず、個人の成長に繋がるようにしています。
人材一人ひとりの意欲や能力を最大限に引き出すため、毎年、エンゲージメントサーベイを実施しています。この結果を活用し、職場のマネジメントを担う管理職が「人材と組織の状態」を定量・定性で把握、より良い状態を実現する活動を計画・実行しています。管理職が取組の主体となるように、職場メンバーと共に、サーベイ結果を皆で読み解き、具体的な活動を企画するワークショップの支援や、職場メンバーのWillを引き出し挑戦と成長を後押しするマネジメントを学ぶ機会をつくっています。