当社グループは、環境関連法令を遵守し、環境保全を推進していくため、環境統括責任者(社長)が任命する役員を委員長とする中央環境委員会(年2回の定例会および必要に応じて臨時会を開催)を設置しています。中央環境委員会は、エコビジョン2030の進捗状況やグループの環境関連課題の確認をおこない、継続的改善を図っています。中央環境委員会での重要決定事項は、経営会議を通じて取締役会に報告されています。
2024年度は中央環境委員会を2回開催し、エコビジョン2030の進捗、内部監査結果、環境インシデントの情報、気候変動対応のロードマップの進捗と今後の計画などについて報告、議論しました。
エコビジョン2030の達成に向けて、事業活動に関する項目は各カンパニーで目標を管理し、事業と一体となった活動をおこなっています。一方で、法令遵守、環境意識向上や地域とのコミュニケーションといった活動は、地区全体で活動計画を立てて取り組んでいます。また、カンパニーを横断する組織として各種部会を設置し、カーボンニュートラル、省エネルギー、化学物質などの専門的事項について取り組んでいます。
環境推進体制当社および国内グループ会社は10社(2024年度末時点)でISO14001のマルチサイト認証を取得しています。その他の国内グループ会社および海外グループ会社については、国内1社、海外16社(2024年度末時点)が個社認証によりISO14001の認証を取得しています。
当社グループにおけるISO14001国内外合わせた従業員取得割合は92%となりました。
統合認証(適用範囲)
| 国 | 会社・サイト名 | |
|---|---|---|
| 日本 | 日本特殊陶業(株) | 本社 |
| 名古屋工場 | ||
| 小牧工場 | ||
| さつま工場 | ||
| 伊勢工場 | ||
| 犬山物流センター | ||
| (株)日特スパークテックWKS | 本社工場 | |
| 名古屋工場 | ||
| さつま工場 | ||
| さつま電極工場 | ||
| 二野本社工場 | ||
| 東濃工場 | ||
| 大草工場 | ||
| 日和機器(株) | ||
| NTKセラミック(株) | 小牧工場 | |
| 飯島工場 | ||
| 可児工場 | ||
| セラミックセンサ(株) | 小牧工場 | |
| 伊勢分室 | ||
| 中津川工場 | ||
| 日特アルファサービス(株) | 本社事業所 | |
| 小牧事業所 | ||
| (株)NTKセラテック | 小牧工場 | |
| 森村SOFCテクノロジー | 小牧工場 | |
| 武並工場 | ||
| NTKメディカル(株) | ||
個別認証
| 国 | 会社・サイト名 | |
|---|---|---|
| 日本 | (株)NTKセラテック | 仙台工場、仙台西工場 |
| 米国 | Niterra North America(株) | ウェストバージニア工場 |
| WELLS VEHICLE ELECTRONICS, L.P. | ||
| メキシコ | Niterra メキシコ(株) | |
| ブラジル | Niterra ブラジル(有) | |
| フランス | Niterra フランス(株) | |
| 英国 | Niterra 英国(株) | |
| ドイツ | Niterra EMEA(有) | |
| タイ | サイアムNiterra(株) | |
| Niterra タイ(株) | ||
| Niterra アジア(株) | ||
| マレーシア | Niterra マレーシア(株) | |
| 中国 | 上海特殊陶業(有) | |
| 常熟特殊陶業(有) | ||
| インドネシア | Niterra インドネシア(株) | |
| インド | Niterra インド(株) | |
| 南アフリカ | Niterra 南アフリカ(株) | |
当社グループでは、事業活動によって起こり得る環境事故や環境汚染の未然防止のため、リスクの特定と低減につとめています。単なる法令順守にとどまらず、自主的な取り組みを推進しています。
大気、水質、騒音、振動など、法規制や自治体などとの協定において規制値がある場合には、より厳しい自主基準値を設定し、定期的な測定と管理をしています。基準値から逸脱した場合は速やかに対策を講じ、再発防止を徹底しています。
製造工程において、粉塵の発生源に局所排気装置を設置し、確実に吸引・回収を行っています。吸引した粉塵は高性能な集塵設備を通過させることで、大気への放出を最小限に抑制しています。また、これらの設備が常に正常に機能するよう、定期的なフィルター交換や点検、清掃を徹底し、周辺環境の保全に務めています。
工場排水について、各拠点の排水処理設備で処理したうえで排出しています。法規制値よりも厳しい自主基準値により管理し、汚染物質の環境への流出を防止しています。
騒音源となる設備への防音カバーなどを設置し騒音が拡散しないよう対応しています。
突発的な事故などの緊急事態が発生した場合に備え、定期的に対応訓練を実施しています。各部署で起こり得る事故と影響を想定し、汚染の防止に努めています。
緊急事態避難訓練当社グループは、土壌汚染対策法に則り、必要な調査を行っています。また、環境管理の一環として、2022年度より定期的に工場敷地境界の地下水の汚染状況を自主調査しています。土壌汚染対策法の基準を上回る有害物質が検出された場合には、行政当局に速やかに報告し、指導に従い適切な対策を実施します。
またウェブサイトのニュースサイトにて情報公開しております。
日本特殊陶業名古屋工場、小牧工場で保管していたPCB廃棄物は2018年度に処分しましたが、2021年の行政からの高濃度PCB廃棄物の発見事例展開を機に、再度調査を行いました。その結果、新たにPCB廃棄物を発見し、2022年度処分しました。また、当社グループであるセラミックセンサ中津川工場で保管していたPCB廃棄物は2022年度に処分しました。
PCB廃棄物は、一斉調査をおこなっても後から見つかるケースも多いため、当社グループでは引き続き調査を実施していきます。
2024年度は、法規制違反が1件、環境事故が0件、苦情が1件ありました。発生した違反および苦情については、速やかに対策をおこない、再発防止を図りました。
| 会社 | 状況 | 対策 | |
|---|---|---|---|
| 違反 | Niterraタイ | Niterraタイで、非定常作業時に伴う排水が、一部の排水基準を超過する水が流出しました。 | 排水基準に満たすように処理を行ってから敷地外へ排水します。 |
| 苦情 | セラミックセンサ | 小牧工場で、騒音苦情を受けました。 | 排気ファンのベアリングの不具合があったため、交換修理しました。再発しないよう定期的なベアリング交換を行っていきます。 |
従業員の環境意識の向上を図るため、環境教育を実施しています。階層別教育に加えて、環境マネジメントシステム講座、環境負荷物質集計手順講座、環境法令講座(施設編)などの専門教育も実施しており、2022年度からは受講者のニーズに合わせた効率的な教育を目的に動画視聴型への切り替えを 検討し対応しています。
エコビジョン2030を従業員へ周知させるために、イントラネットにエコビジョンサイトを立ち上げて、エコビジョン2030設定の背景やエコビジョン目標達成により得られる成果、取り組みの具体例、各拠点・カンパニーの月次/年次の環境パフォーマンス(CO2排出量、廃棄物排出量、水使用量)を掲載しています。また活動のトピックスなどをエコビジョンサイトやメールマガジンで定期的に従業員へ発信しています。
環境教育環境講習会の開催や、第三者認証を取得するための環境マネジメントシステムの構築支援により、2007年から43社の第三者認証取得支援を実施しました。
| 項目 | 認証取得企業(累計) |
|---|---|
| ISO14001 | 6社 |
| エコアクション21 | 37社 |